聯經出版|敦煌文獻的最後一塊拼圖 風華再現 《敦煌卷子》(全套精裝6冊)

 

 

 

 

 

 

 

東晋から北宋初期までの時代に属し、道経3巻とチベット語仏経3巻のほかは全て漢語の仏経で、その多くは伝世本が存在しないため、非常に貴重な資料となっています。

最高の修復師と学者・専門家による二段階の文献修復作業は、干渉を最小限に抑え、可逆性を重視した現代の修理・保護の原則に則り、部分的な修復が行われました。

そしてついに、貴重な敦煌文献に新たな生命が吹き込まれ、初めて完全フルカラーで出版されることとなりました。

 

 

 

  • 『敦煌巻子』は全6冊セット、総字数77万字で、経巻はいずれも手書きで模写されています。
  • 内容は経鈔、経論疏釈、浄土信仰、密教、仏教戒律、歌讃、礼文、講経文、押座文、設難文、木捺仏像、白画、道教経典、官文書、私文書などを含みます。
  • 書巻は名家によって鑑定、表装、題跋、鈐印が行われ、豊かな収集史と美術史を十分に伝えています。
  • 中国中世時代の宗教、思想、経済、政治、社会、工芸などの研究における極めて貴重な資料です。

 

 

 

  • 敦煌学の研究者、方広錩教授による全面的な研究、そして新たな整理と目録作成を行いました。
  • 保存状況、紙質の特徴、紙数、行数・字数などの記録をまとめ、文献の内容を分析しています。
  • 文献の特性に基づいて新たに目録を作成し、研究者が資料を利用しやすいようにしました。

 

 

 

 

一、文物の研究価値

 

『敦煌巻子』は全206の文献を書き写しています。東晋から北宋初期までを含む、各時代の用紙や装幀工芸から、題記、印章、雑記まで、さまざまな表現形式を具現しています。

二、文献の研究価値

 

『敦煌巻子』は3つの道教文献、三階教経巻残巻、部派仏教戒律、禅宗資料などを収録し、19の文献は伝世文本がなく、現在に至るまで録文と関連研究がありません。このため、研究者にとって一歩進んだ探究に値する隠された宝物といえます。

 

二、文献の研究価値

 

『敦煌巻子』は3つの道教文献、三階教経巻残巻、部派仏教戒律、禅宗資料などを収録し、19の文献は伝世文本がなく、現在に至るまで録文と関連研究がありません。このため、研究者にとって一歩進んだ探究に値する隠された宝物といえます。

 

三、文字の研究価値

 

墨跡から書法の風格の芸術性を研究できるだけでなく、当時の中国文字の変遷を明確に反映している貴重な直接資料です。

 

四、日本の写経

 

『敦煌巻子』は日本の写経7号8件も収録しています。文化伝達を示す珍しい史料であり、日本の書道発展の証人でもあります。

 

 

 

 

 

 

 

四、日本の写経

 

『敦煌巻子』は日本の写経7号8件も収録しています。文化伝達を示す珍しい史料であり、日本の書道発展の証人でもあります。

 

 

国家図書館は国家の文献所蔵をその務めとし、1933年から準備が開始され、中文古書の収集と収蔵を重要な使命としてきました。当館は草創期に戦火に見舞われ、西遷を命じられた際には数々の困難を克服しました。1940年から1941年には「文献保存同志会(以下、同志会)」を組織し、古書購入に奔走しました。そして復員期と台湾への移転後も収集を続け、現在1万2,922部(13万5,478冊)の豊かな蔵書を所有しています。このうち100巻余りある敦煌巻子は、多くが戦時中と復員期に購入したもので、当館は台湾において敦煌文献を最も豊富に所蔵する公的機関となっています。

 

同志会は文化学者と書誌学者によって構成されていました。彼らは戦火が最も熾烈であった時、書籍商に扮して敵軍の耳目を巧みに避け、江南の蔵書家が戦乱の中で投げ売った蔵書を、占領地で危険を冒して買い集めました。国家が存亡の危機に瀕していた時に、文化の命脈の存続に力を尽くしたのです。努力と奮闘の2年間で購入した古書4,864部、約4万8,000冊は、国家のために重要な文献として保存され、また当館の蔵書の基礎ともなったのでした。

 

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